プロフィール

花井哲郎
古楽演奏家。早稲田大学第一文学部哲学専攻卒。オランダの音楽院(アムステルダム、ロッテルダム、ティルブルク)にて、オルガン、チェンバロ、管弦楽指揮、合唱指揮、古楽声楽アンサンブルを学ぶ。1996年以来「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」音楽監督としてグレゴリオ聖歌とルネサンス音楽の演奏を続ける。CDアルバムとしてはジョスカン・デ・プレのミサ曲全集シリーズを好評リリース中。また古楽アンサンブル「コントラポント」のリーダーとしてバロック時代の宗教音楽演奏に取り組む。2016年にはOttava Recordsレーベル第1弾としてモンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」のライブ録音をリリースする。フランス・バロックの宗教音楽を専門とする合唱団フォンス・フローリス指揮者。そのほか様々な古楽アンサンブルを指揮・指導する。フォンス・フローリス古楽院院長、国立音楽大学講師。




古楽アンサンブル コントラポント Contraponto
花井哲郎をリーダーとして2005年に結成された古楽声楽家、古楽器奏者によるアンサンブル。17世紀を中心に後期ルネサンスからバロックの宗教音楽をレパートリーとする。2010年に合唱隊を併設、プログラムによって、各パート一人ずつの器楽・声楽によるアンサンブル、ア・カペラの合唱、そして独唱、合唱にバロック・オーケストラという形態まで、それぞれの作品にふさわしい編成をとる。作品の持つ可能性を最大限に引き出すために、時代・地域に固有の演奏形式に徹底的にこだわった演奏、また声楽家と器楽奏者が音楽のみならず「音」そのものに対するイメージを共有して、各自の独創性を生かしながらも「対位法的に」一体となった演奏を目指している。これまで取り組んできた音楽は、パレストリーナ、ビクトリア、ジェズアルドといったルネサンス音楽、ガブリエリ、モンテヴェルディなどヴェネツィア宗教音楽の黄金時代、ドイツ・バロックの3大Sであるシャイン、シャイト、シュッツ、スペインのビリャンシコと18世紀イエズス会宣教時代ラテン・アメリカの宗教作品、フランス・バロックの作曲家シャルパンティエ、リュリ、デュ・モン、カンプラ、ジャン・ジル、クープラン、ド・ラランドなど、多岐にわたる。2015年以来はらむら古楽祭に出演、ヴィヴァルディの四季などバロックの名曲を演奏。
公式ホームページ http://www.fonsfloris.com/c/


近藤治夫(バグパイプ、クルムホルン)
古楽バグパイプ演奏家・製作家。古楽器演奏家。ヨーロッパ中世・ルネサンスの音楽を演奏する「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」代表。中世民衆音楽の担い手である「放浪楽師=ジョングルール」に着目し、その社会的位置や演奏したであろう音楽について探究。1998年「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」を結成、中世の放浪楽師の音楽・精神を現代にどう甦らせるかをテーマに、ライブハウス、ストリート等での演奏活動を展開。2002年、本邦初のバグパイプ工房「Atelier de la Cornemuse」を開設、演奏と並行して古楽バグパイプの製作も行なっている。



武田牧子(ルネサンス・ダンス)
国立音楽大学ピアノ科卒業後、渡米。西ミシガン大学、及びマンハッタン音楽院にて修士課程を終了。マンハッタン音楽院在学中に受講した舞踏史のクラスでルネサンス、バロック・ダンスの実演を観て、歴史的舞踏に興味を持つ。オハイオ州立シンシナティ大学にて、リチャード・パワーズ氏の舞踏史(実技) と バロックダンスレッスンを受講。1997年に帰国。帰国後は、古典舞踏研究会、ダンシングマスター研究サークルに参加し、ルネサンス・ダンスの研究、普及などの活動を続けている。ルネサンス・ダンス集団 「イル・クワトロチェント」を主宰。



輿石まりあ(アルト)
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業し、現在同大学大学院音楽研究科声楽専攻(独唱)に在学。これまでにペルゴレージ「聖母マリアの夕べの祈り」(日本初演)、メンデルスゾーン「エリアス」、モーツァルト「雀のミサ」やその他ミサ曲、バッハ「ロ短調ミサ曲」や教会カンタータ、ラター「グローリア」等でアルトソロをつとめる他、オペラでは、モーツァルト「魔笛」童子Ⅲ、侍女III、「フィガロの結婚」花娘などを演じる。第27回日本ドイツ歌曲コンクールにて奨励賞(学生の部最高位)受賞。また、バッハ・コレギウム・ジャパンをはじめ、古楽アンサンブル コントラポントやモーツァルト・アカデミー・トウキョウ、Salicus Kammerchorなどに所属し、バロック時代のレパートリーを中心にアンサンブルの活動も積極的に行なっている。声楽を島崎智子、小林大作、西川あや子の各氏に師事。JVC合唱団、早稲田大・日本女子大学室内合唱団ヴォイストレーナー。



金沢青児(テノール)
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学声楽科卒業、現在大学院音楽研究科に在籍。東京藝術大学バッハカンタータクラブのメンバーとして、J.S.バッハの多数の教会カンタータ、ミサ曲ロ短調などのソリストを務める。また古楽アンサンブル コントラポント、声楽アンサンブル「ヴォクスマーナ」の定期演奏会や、サントリー芸術財団サマーフェスティバル2015に出演するなど、古楽から現代音楽まで幅広い活動を行っている。



春日保人(バリトン)
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院古楽科修了。これまでにモンテヴェルディ《オルフェオ》《ウリッセの帰還》、フィリドール《太ったカトスの結婚》、モーツァルト《フィガロの結婚》の各タイトルロールを演じ好評を博す。ヘンデル没後250年記念公演《オットーネ》エミレーノ役では「ブリリアントな美声」「深く奥行きのある声」と新聞、音楽誌上で高く評価された。またバッハ《マタイ受難曲》、《ヨハネ受難曲》、《ロ短調ミサ》や、シャルパンティエなどの宗教作品の出演も多い。上海にてベートーヴェン《第九交響曲》、ニューヨークにて安藤由布樹《この灯を永遠に》青年達雄役、イタリアにて主宰するアンサンブル「ソナール・カンタンド」がブレーシャ国際古楽音楽祭に2度に渡り招聘されるなど国内外で活躍。聖徳大学講師。



丸山韶(ヴァイオリン)
1990年、横浜市生まれ。京都市立芸術大学を首席で卒業。京都市長賞、京都音楽協会賞を受賞。東京藝術大学古楽科修了。日本センチュリー交響楽団と共演。鎌倉市音楽コンクール、高文連ソロ・コンテスト優勝。摂津音楽祭リトルカメリアコンクール第2位及び聴衆賞受賞。 これまでにヴァイオリンを清水厚師、安冨洋、清水高師、小林美恵、四方恭子、若松夏美の各氏に、室内楽を上村昇、豊嶋泰嗣、鈴木秀美、大塚直哉の各氏に師事。寺神戸亮、エンリコ・オノフリの各氏のレッスンを受講。 現在、古楽オーケストラ《La Musica Collana》ディレクター、ソロ・コンサートマスター。《バッハ・コレギウム・ジャパン》、《古楽アンサンブル コントラポント》メンバー。



杉本周介(オルガン)
米国東ワシントン大学にてピアノをDr. D. ロストコスキ氏、作曲をDr. D. ジョーンズ氏に師事。1991年より渡欧。バーゼルでJ-A. ベッティヒャー氏にチェンバロを、M. ラシェッティ氏にオルガンを学ぶ。国内ではチェンバロを故芝崎久美子氏、風間千寿子氏に学ぶ。 現在は国内各地での古楽器の演奏や指導の他、映像関係の音楽製作も手がける。幼少時から八ヶ岳の麓に在住し、日々畑を耕したりしながら活動をしている。古楽アンサンブル「コンチェルト・ソスピーリ」主宰。



小渕晶男(ピリオド鍵盤楽器製作家)
1969年よりハープシコードの製作を始め、75年にヨーロッパ各地の博物館や製作家を訪ねて以来、歴史的な楽器から学ぶ事を基本に現代に残る歴史的楽器のレプリカ、および時代的地理的に特徴付けられるスタイルの範疇の中で製作を行っている。 復元製作にあたっては、外面的に忠実な再現だけでなく、製作者の製作意図を復元することが出来ればそれが理想と考えている。全ての工程において常に最終的な音のイメージを持ちながら作業を進めることを心がけている。 1971年日本大学大学院理工学研究科修士課程修了。音響メーカーにて電気音響変換機の研究開発、多国籍サービス会社にて石油、天然ガスの音響探査機器開発に従事。その後、通信事業者に勤務の後2004年退職して以降、この間限られた時間を活用して継続してきたピリオド鍵盤楽器の研究および製作に専念。現在はクラビコードを中心に製作を行っている。American Musical Instrument Society会員。